Loading…
雪煙チェイス
大学生の脇坂竜実は、身に覚えのない強盗殺人の容疑をかけられていた。被害者は、竜実がアルバイトで通っていた一軒家の主人。竜実には犯行時刻に、殺害現場から遠く離れた新月高原スキー場にいたというアリバイがあった。しかし、スキー場には1人で行っていたためにアリバイを証明してくれる人物はいない。証人の心当たりは、スキー場で出会った女性スノーボーダーだけだが、素性も名前さえもわからず、手掛かりは、「明日以降、里沢温泉スキー場で滑る」という言葉だけだった。 竜実が友人で法学部に通う波川に相談すると、「このまま警察に連行されると無実の罪で捕まるかもしれない」と助言を受ける。竜実は、謎の女性ボーダーに自分のアリバイを証言してもらおうと、波川とともに里沢温泉スキー場へ向かい、彼女の捜索を開始する。彼らは、スキー場のパトロール隊や関係者たちの協力を得つつ、少しずつアリバイの証人に近づいていくのだが・・・ そのころ東京では、警察庁本部と所轄署との特別捜査本部が開設されていた。所轄の小杉刑事は、竜実が里沢温泉スキー場に向かったという情報をつかむ。すると、“本庁を出し抜き所轄で手柄を取りたい”と考える上司から、…